広告主企業が、広告代理店を介さずに自社で検索広告を運用できるツールを開発する。
広告主が代理店に支払っている運用フィーをツールサブスク費用に置き換えることで、同じ広告予算でも実際の出稿額(媒体費)を増やせるというのが顧客への中核価値。
| ステークホルダー | メリット |
|---|---|
| 広告主 | 代理店フィー(一般的に媒体費の20%前後)を削減し、その分を媒体費に再投下できる/運用の意思決定を内製化できる |
| BIG-T社 | ツール販売による収益(レベシェア)/代理店フィーを払えない中小規模広告主層という新規市場の開拓/代理店ノウハウを「ツール」というスケーラブルな形で資産化 |
| 弊社(Breedclub) | BIG-T社プロダクトの継続的な開発・運営パートナーとしての安定収益(レベニューシェアによるストック化)/BIG-T社の代理店知見と弊社の技術力を組み合わせ、参入障壁の高いツールの開発に従事できる |
| 月間広告費 | 代理店フィー(媒体費20%) | 本ツール(月10万+保守) | 削減効果 | 適合度 |
|---|---|---|---|---|
| 50万円 | 10万円 | 10万+α | ほぼゼロ | × 対象外 |
| 100万円 | 20万円 | 10万+α | 5-10万 | △ 微妙 |
| 200万円 | 40万円 | 10万+α | 25-30万 | ◎ スイートスポット |
| 500万円 | 100万円 | 10万+保守上振れ | 80-90万 | ◎ 圧倒的お得 |
| 1000万円 | 200万円 | 10万+保守上振れ | 180-190万 | ◎ 圧倒的お得 |
広告主が自社で運用を試みた場合、以下2点が障壁となり、結局は代理店ノウハウ依存に戻ってしまう。本ツールはこれらを技術的に補完する。
広告ランクは「入札額 × 品質スコア + α」で決まることは公知だが、品質スコアの内訳(推定CTR・関連性・LP体験)の実値、および競合の入札動向は広告主から見えない。代理店はこのギャップを経験値で埋めて入札・キーワード戦略を最適化している。
→ ツールでは、API取得可能な指標と統計的推定を組み合わせ、広告ランクの構成要因を可視化/推定する。
Google Ads/Yahoo自体が「入札を上げよ」「キーワードを追加せよ」等のレコメンドを大量に出すが、そのレコメンドが当該広告主のKPIに本当に寄与するかは、媒体側ロジックがブラックボックスのため事前検証できない。代理店は経験的にレコメンドを取捨選択している。
→ ツールでは、レコメンドに対するセカンドオピニオンを提示する仕組みを開発する(過去パフォーマンスデータからレコメンド採用時の効果を推定するなど)。
→ ビジネスモデル構造は 「レベシェア型の開発委託」。料率・清算・解除・知財帰属・競業避止・開発受託料は別紙レベシェア条件書で合意。
「いきなり完成系」を目指すと広告ランク推定モデルで詰むので、価値の出る最小単位から段階的に積み上げる構成を提案する。
| Phase | ゴール | 主要機能 | 解く課題 |
|---|---|---|---|
| Ver0:モック | BIG-T合意 + 営業用デモ | 画面遷移と主要UIをクリッカブルプロトタイプ化(データはダミー) | スコープ齟齬の早期発見 |
| Ver1:MVP | 「Google Adsを使えない広告主が、ガイドに沿ってキャンペーン作成→出稿→KPI確認まで完結できる」 |
① ヒアリングウィザード(業種・商材・予算・地域→初期キーワード/広告文の自動草案) ② Google Ads APIでアカウント連携・キャンペーン作成API代行 ③ 既存のGoogle Adsレポートを広告主向けにダッシュボード化(重要指標を3〜5個に絞る) ④ 警告系ルールエンジン(予算超過・配信停止・CPA急上昇 等) |
代理店が代わりにやっていた初期設定と運用監視の自動化 |
| Ver2:差別化機能 | 「Google Ads単体では得られない示唆」を提供 |
⑤ 媒体レコメンドのセカンドオピニオン(過去データから採用時の効果を推定) ⑥ 競合キーワード可視化(auction insights API活用) ⑦ 品質スコア構成要因の分解ビュー&改善アクション提示 |
課題B(レコメンド検証) |
| Ver3:完成系 | 「代理店なしで代理店並みの運用品質」 |
⑧ 広告ランク推定モデル(自社内・競合の入札・品質シグナルを統計推定) ⑨ シミュレーション(入札X円なら表示順位Yに上がる確率Z%) ⑩ Yahoo検索広告対応 ← 当面スコープ外、Ver3着手前にBIG-T社と再協議 |
課題A(広告ランク可視化) |
「いきなり商用」を目指すと審査・契約・セキュリティ実装で詰まるので、段階的にリリースゴールを設定:
| 定義 | 到達状態 | 追加キャッシュアウト | 該当Phase |
|---|---|---|---|
| 定義A:自社利用版(★ ミニマムリリース) | BIG-T社準備のGoogle Adsアカウントで運用検証 | 4-13万円 | Phase 0-1(〜2026-08末) |
| 定義B:クローズドβ提供版 | BIG-T経由で2-3社のβ顧客に提供 | + 5-15万円 | Phase 2(2026-09〜) |
| 定義C:オープン商用販売版 | 不特定多数への有料販売 | + 80-130万円 | Phase 3〜 |
方針: 定義Aから始めて段階投資。最初から100万円コミットせず、β顧客の手応えを見て進む。
※ 当初A群にあった「BIG-T社の代理店業務とのカニバリ整理」は本案件がBIG-T社からの提案で開始されているため対象外(2026-05-01 確認)。
「ヒアリング → 初回キャンペーン投稿 → 運用ダッシュボード → アラート」という代表ジャーニーを通せるクリッカブルプロトタイプ。具体的には以下5画面:
当初の案A〜Cの検討を経て、ハイブリッド方式を採用:
| 工程 | 担当 | 使用ツール | 成果物 |
|---|---|---|---|
| ① 5画面の静的HTML/CSS/JS生成 | Claude Code(友春指示) | Claude Code Max(既存契約) | 機能設計・データ仮挿入された動くプロト |
| ② 見た目の磨き込み | 友春 | Claude Design(Anthropic Labs 2026-04-17リリース、Claude Maxサブスク内) | ビジュアル品質を高めた最終モック |
| 優先度 | アクション | 主担当 |
|---|---|---|
| A(今週中) | BIG-T鈴木さんへヒアリング日程打診(弊社いつでも可) | 弊社 |
| A(今週中) | 関連ドキュメント(要件定義・開発計画・参考ツール調査・総括整理)プレ共有 | 弊社 |
| A(今週中) | レベシェア条件書ドラフト着手(製品帰属・競業避止・開発受託料を含む) | 弊社 |
| B(今月中) | cohnen/mcp-google-ads(MIT)フォーク・ローカル動作確認 | 弊社 |
| B(今月中) | Ver0モック5画面(Claude Code → Claude Designハイブリッド) | 弊社 |
| B(今月中) | 弊社サイト整備(既存事業の規約・プラポリ・特商法表記を流用・名称変更) | 弊社 |
| B(今月中) | Google Ads Developer Token + Basic Access 申請(自社利用用) | 弊社 |
| B(今月中) | Standard Access / OAuth Consent Screen 申請準備 | 弊社 |